顔面神経とは
顔面神経とは、聞きなれない名前かも知れませんが、「顔の筋肉を動かす」「涙や鼻汁、唾液を分泌する」「味を感じる」という3つの 重要な働きをしている神経です。
顔面神経は、大脳と脊髄を結ぶ「脳幹」から左右に一本づつ出ています。脳幹から出た顔面神経は「内耳道」を経て、耳下部の辺りから 頭蓋骨の外側に現れてきて、右側に出た神経は、顔の右側を、左の神経は顔の左側の動きをそれぞれつかさどっています。
顔面神経は途中でいくつかに分岐していきます。顔面神経の中でも、筋肉の運動をつかさどるものは、最初に、鼓膜の振動を内耳に 伝えるアブミ骨(耳小骨の一つ)を動かす「アブミ骨筋」に伸びるものに分かれ、さらに、顔の筋肉を動かすために、目、鼻、口などの 周辺に細かく枝分かれしていきます。
また、涙腺や鼻腺、唾液を分泌する顎下腺や舌下腺に分岐して、それぞれ、涙、鼻汁、唾液などの分泌をつかさどる神経もあります。
顔面神経が障害されると
顔面神経が障害されると、顔面神経麻痺により、「目が乾く」「口が渇いたり味がわかりにくい」「片方の目や口の一方が思うように 動かせない」などの障害が発生します。顔面けいれんにより「顔の半分がぴくぴくと引きつる」といった症状が発生します。